こんにちは!
5才、2才、0才の3人の子育てをしているワーキングマザーのチャコママです!
突然告白しますが、私は虫歯が人より多いことがコンプレックスです。
未治療の歯の本数より治療した歯の本数の方が多く、治療にトータル50万以上は使っているんじゃないかなと思います。将来入れ歯になるんじゃないかと不安です。
なので、子どもたちは虫歯にならないよう人一倍気をつけていました。
にも関わらず、長女は2歳半の時に虫歯になってしまいました。
「平成 28 年歯科疾患実態調査」の結果によると、2歳児で虫歯になる割合は7.4%だそうです。7.4%に入ってしまったのかとショックを受けました。
更には2歳半だと幼すぎて虫歯治療もできないことが判明!
今日は長女の虫歯治療するまでの経緯と事前の対処法をご紹介します。
こんな方にオススメ!
・我が子が1,2歳で虫歯が発覚した
・歯医者さんっていつから通ったらいいのか迷っている
・小さい子が歯医者に行った時の雰囲気について知りたい
虫歯になる前の不穏な予兆 〜エナメル質形成不全の診断〜
エナメル質形成不全って何?
長女は2歳児健診の歯科健診の時に、下の奥歯2本がエナメル質形成不全と診断されました。
??エナメル質形成不全??それは一体…?
当時、あまりにも聞きなれない言葉だったので何度か聞き直してしまいました。
歯科のポータルサイトである「QUINTESSENCE PUBLISHING 日本」のホームページには下記のように記載があります。
エナメル質形成不全とは、エナメル芽細胞の機能がなんらかの原因で障害されたために引き起こされる「エナメル質減形成」あるいは「エナメル質石灰化不全」のことを指し、一般的に臨床でよく目にする非遺伝性の疾患である。
簡単に言うと歯の表層にあるエナメル質が不完全な状態で形成されてしまうことです。
エナメル質が不完全な状態なので茶色もしくは白っぽく見えたりすることがあります。
長女の場合は、初めは他の歯に比べて白かったのですが、段々と茶色がかってくるようになりました。
他とは違う色の歯があった場合は、念のため歯医者に行って見てもらうといいと思います。虫歯になってしまってからでは遅いのでちょっとでもあれ?と思ったら行動してみてください!
エナメル質形成不全の原因は?
1.遺伝性エナメル質形成不全症
エナメル質形成に関わる遺伝子の変異を原因とする症例が数多く報告されている。症状は全顎の歯に現れる。2.局所的原因
歯質の一部に限局する変色や歯質欠損にとどまるものから,歯が形態異常を呈するものまでさまざまであ る。1~2歯に限局し,左右対称に認められることはない。
1)局所の外傷乳歯に外傷を受けた場合,後継する永久歯がエナメ ル質形成不全に罹患することがある。
2)局所の感染
小児期の慢性化膿性顎骨炎,乳歯の根尖性歯周炎 に罹患した既往のある患者において,その近傍に存在する後継永久歯にエナメル質形成不全が起こることがある。3.全身的原因
大抵の場合,症状は左右対称に現れる。
1)母体の栄養障害や疾病 母体の栄養障害や重症の代謝障害,妊娠初期の感染,
特定薬物の長期継続投与などが原因となる。
2)栄養障害
カルシウム,リン,ビタミン A,C,D 欠乏などが原因となる。
3)発熱性疾患 幼少時,特に生後1年以内の高熱,発疹性疾患などが原因となる。
4)内分泌異常 甲状腺機能疾患,副甲状腺機能疾患などに併発する。
5)感染風疹などが原因となる。
6)早期産児 代謝障害,低酸素症,新生児重症黄疸,栄養障害,血漿カルシウム低下が原因と考えられる。
7)歯のフッ素症(斑状歯) 過剰なフッ素を含有する飲料水を乳幼児期に長期摂取したことによる。
引用先:小児保健研究所
遺伝性のものから局所的な原因、全身原因と原因は様々なんですね
長女の場合は、左右対称に症状が現れていたので、全身的原因ではないかと言われました。つわりが酷く食べ物をあまり食べられなかったため、一次的に栄養不足に陥っていたのではないかとのことでした。
歯におけるエナメル質の役割
エナメル質は人体で一番硬い組織で、歯の内側を保護する役割があります。
エナメル質の下にある象牙質は痛みや温度を感じる組織になっており、エナメル質がうまく形成されていないと冷たいものや歯ブラシが当たった時に痛みを感じてしまうこともあるそうです。
エナメル質がうまく形成されていないと再石灰化が間に合わず、短時間で表面に穴が空きやすく虫歯にもなりやすく、進行も早いと言われました。
再石灰化とは口の中の唾液が溶け出したエナメル質を歯の表面に戻す働きのことです。
エナメル質形成不全になった時の対処法
長女の場合は、歯の全体がエナメル質形成不全というわけではなく一部分ということもあり、虫歯にならないように注意して経過観察をすることになりました。
通っていたクリニックでは、下記の方法を提案されました。
・2ヶ月に1回フッ化物を使用
・歯科衛生士によるブラッシングの指導
経過観察しながら、大人の歯に生え変わるのを待ちましょうとのことでした。
ケアしていたのに虫歯に…
エナメル質形成不全と診断された右奥歯が虫歯に…
エナメル質が完全にはできていない状態だったので、歯のケアには気をつけていたのですがとうとうエナメル質形成不全と診断されていた右奥歯が虫歯になってしまいました。
・おやつの時間を決める
・むし歯になりにくいお菓子をあげる
・歯医者で購入したフッ素ケア用品を使用して仕上げ磨きをする
・ジュースは飲ませない
2.3歳の子どもが虫歯になってしまうと自分を責めてしまうママさんは多いと思います。でも安心してください!生え変わります!大人の歯が虫歯にならなくて良かったと前向きに考えてくださいね。
虫歯の治療はできません
虫歯が発覚したのは2歳半くらいだったのですが、虫歯の治療は2歳半では早すぎるとのことですぐに治療は出来ませんでした。
以下のことができるようになるのが目安と言われました。
・先生やスタッフとコミュニケーションがとれること
・診療の椅子に座り、ある程度の時間、口を開けたままにできること
・治療を怖がらないこと
娘は人一倍怖がりで、歯医者さんで口をあけるのも嫌がっていました。先生によると、この時期は記憶が定着するので無理やり治療をすれば一生歯医者嫌いになってしまう、その状況を避けたいとの配慮もありました。
恐怖心が克服できず、小学生になっても治療ができない子もいるそうです。
まずは歯医者に慣れるとという名目で1ヶ月に1度歯医者に通う生活になりました。
目標は「口をあけてもらう」です。歯科衛生士さんのお膝に座らせてもらい歯磨きの練習からスタートしました。
半年かかりましたが、治療の椅子に一人で寝そべれるようになりました。
定期検診の度に、治療に使う道具を1つ1つ丁寧に「ここから水さんが出るよー!」「風さんが出るからね!」「ピカッと光るよ!」などと事前に声かけしていただき、触って問題ないものは手で実際持たせてくれました。
怖がりの長女も、優しいスタッフさんの対応に安心したのか定期検診がある日の朝に「私虫歯の治療できる!」と宣言しました。
そして、その宣言通りに3歳4ヶ月で歯の治療を終えたのです!
治療できるまでが長かったのですが、治療自体は15分程度で終わる簡単なものでした。
虫歯の治療を終えた長女は「全然痛くなかった!また治療する!」と満足気に言っていました。
もう治療する歯はないよー、これ以上虫歯にさせないようにしようね!
まとめ
エナメル質形成不全が判明してから半年で虫歯になり、虫歯治療を開始するのに約10ヶ月を要しました。
長女の怖がり具合から治療ができるのは4.5歳になるかなと思っていたので、予想より早く治療ができたなと思っています。
1ヶ月おきの定期検診も3ヶ月おきのスパンとなり、もう一つのエナメル質形成不全の左側の奥の歯は今のところ、虫歯にならずに済んでいます。
2ヶ月半からデンタルクリニックに通い始めた長女ですが、早い子は歯が生え始める6ヶ月頃から定期検診をしている子もいると聞き、次女は歯が生え始めてから定期検診に通わせています。
何としても虫歯にさせたくないと思っていたので、虫歯になってしまった当初は定期検診も行っていたしケアもしていたのになんで!?という思いが強かったのですが、定期検診には予防という観点もありますが、早期発見早期治療という意味も含まれます。
実際、長女は早く虫歯を発見できたことで15分という簡単な治療ですみました。
乳幼児医療費助成事業などもあるので歯科検診も無料で通える市町村も多いです。歯の生え方や、その子に合ったブラッシングの方法、虫歯になりやすい場所なども教えてもらえるので通って損はないです。
お子様のために是非早めにかかりつけのデンタルクリニックを見つけてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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